エストニア国立博物館 / Eesti Rahva Muuseum

設 計:DGT アーキテクツ / DGT Architects

所在地:エストニア タルトゥ / Tartu, Estonia

エストニア第二の都市タルトゥにある国立の民族博物館です。ロシアやドイツに翻弄されながら歩んできた歴史をIT技術も使いながら展示しています。
既に様々なメディアでも紹介されている通り、この施設はかつて軍事施設として使われた滑走路の端からタルトゥの街側に向かって建てられています。旧滑走路から見ると、街に向かって、さらには未来に向かって飛び立つようにも見えます。
街側に設けられている特徴的な大きな庇のエントランスから館内に入ると、手前はパブリックエリア、その奥が展示エリアとなっています。パブリックエリアには、ショップ、レストラン、イベントスペース、図書室などがあります。訪問時には民族舞踊のイベントが行われていました。どう見ても「近所のおばさん」という方々(実際そうだと思うのですが)が踊っていて、この現代的なデザインの「国立」施設とのアンバランスを感じましたが、そこがまた微笑ましかったです。
展示エリアのさらに奥の滑走路側にはカフェがあり、ビュッフェスタイルの食事が出来ます。こうした施設にしては安くて種類も多く、欲張って食べ過ぎてしまいました。
ライトアップも大変美しいです。建物としては、RCをエストニアの伝統模様がプリントされたガラスで覆っているのですが、その構造が良く分かります。ただし夏場は閉館時間の割に暗くなるのが遅いので、一旦街まで戻って、夜もう一度来なければなりません。でも良い散歩でした。

DORELL. GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS   ドレル・ゴットメ・田根 / アーキテクツ 田根 剛