ルッカリー / The Rookery

1888年にBurnham and Rootの設計により建てらた初期の摩天楼建築であり、アメリカの国定歴史建造物にも指定されいます。

中央には光庭のロビーが設けられており、1905年にはライト設計でそのロビーが改修され、その後も何度かの改修・補修を経て現在に至っています。ライトとしては比較的初期の作品です。ライトの改修の時には、オリジナルの鉄骨の柱を白い大理石のパネルで覆うことにより、光溢れる空間がさらに明るくなったようです。照明もライトらしいデザインですね。

なおロビーの見学は一般でも可能ですが、階段より先は建築ツアーに参加しないと入れません。残念です!

ところで映画の話で恐縮ですが、このルッカリーの前の道路では何度か映画の撮影も行われています。「ダークナイト」のバットマンとジョーカーの対決シーンもそうですが、印象的なのは「アンタッチャブル」での郵便局にガサ入れに向かうシーンとラストシーンです。モリコーネの音楽も盛り上げます。

 

< note旅行記 > 映画ロケ地巡り × 建築(シカゴ編)