建築と街並みの備忘録
オーフス市庁舎 ／ Aarhus Rådhus
設 計：アーネ・ヤコブセン & イーレク・ムラ ／ Arne Jacobsen & Erik Møllerlvar
デンマークの第二の都市オーフスの市庁舎です。
正直外観はパッとしませんし、時計塔も庁舎本体の大きさに対してアンバランスな印象です。ただオーフスの駅を降りると目の前に目立って見えるので、街のシンボルにはなっているかもしれません。
その外観に対して、有名な吹き抜けのホールは北欧らしく外光が燦々と降り注ぎ、木のぬくもりを感じる明るく暖かい空間となっていました。絶妙な曲線を描く階段、照明、待合ベンチ、壁の仕上げ、寄木のヘリンボーンの床、エレベーター等のホールを構成する要素一つ一つのデザインが優れていることが分かります。でも壁画は微妙ですね。単独では悪くないと思いますが、このホールのデザインには合わないように思われます。
この日は快晴で、パッとしない外観も周辺の公園の木々の緑と相まって、とても心地よい風景の中に収まっていました。
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