フェリックス・ヌスバウム・ハウス / Felix Nussbaum Haus

オスナブリュック出身のユダヤ人画家であり、アウシュビッツで亡くなったフェリックス・ヌスバウムの作品を収めた美術館です。 

元々あった市の歴史文化博物館を拡張して整備されました。

「出口のない美術館」というテーマで設計された館内は美術館としては狭く、抑えられた照明とリベスキンド特有の鋭角のデザインは決して快適とは言えません。(もちろんワザとそのような効果を狙っていると思います)

またこの美術館では100枚以上のヌスバウムの絵が展示されているのですが、そのことは彼が自分には時間が無いことを予見していて、少しでも多くの絵を描き急いだかのようにも思えます。

ここはホロコーストの博物館ではありませんが、建築と独特のタッチのヌスバウムの絵とも相まって、間違いなく戦争や差別が生む悲劇を我々に伝えることでしょう。