KAIT広場 / KAIT Plaza

神奈川工科大学の学生広場です。
55m×82mという広さなのに、屋根を支える柱が一本もありません。屋根は溶接でつなぎ合わされた厚さ12mmの鉄板で、それを周りの壁から引っ張っているのですが、どういう構造になっているのでしょう? スゴイです!

鉄板でもこれだけ大きいと自重でたわみますが、たわんだ屋根は緩やかな弧を描きながら空間の向こう側を隠しています。建築家曰く「地平線を見せたい」とのことらしいです。

この日は素晴らしい秋晴れで、床に座り込んで、屋根の開口によって切り取られた美しい青空をしばらくボーッと眺めていました。
それにしてもこの建築には久しぶりに衝撃を受け、中に入った時には「スゴい」と思わず口に出てしまいました。今まで体験したことがない空間で、頭の中でもその感覚を上手く整理出来ない建築でした。

 

※ 大学構内への無断での入構及び撮影は出来ません。見学の際は大学が企画するツアーにお申し込み下さい。

 

< note建築探訪 >

未知なる空間を体験する、それはKAIT広場