ナンバー11 / Number 11 ( 33rd Lane )

コロンボ市内にあるバワの事務所兼自邸です。住所は33rd Lane(通り)の11番地。平日はここで仕事をし、週末はルヌガンガで過ごしていたそうです。

4軒の民家を少しずつ購入し改修・拡張してきたので、奥に細長い構造になっています。その4軒の家をつないでいた小路を、現在はメイン廊下として活用しています。

もちろんかつての民家の境界は分からないようになっています。構造上解体できない壁もあるかと思いますが、逆にその壁を利用して、仕事とプライベートエリアを上手く分けていました。一方で所々に坪庭を設けているので、バワ建築らしく、内部と外部の境界は曖昧になっています。

内装は、後のバワ建築にも採用されるデザインや家具の試作品、バワのアートコレクションで溢れているので、バワのエッセンスを充分に感じることが出来ます。ただしそのエリアはほとんど写真NGです。残念!

バワ家は裕福だったので、ルヌガンガやブリーフ・ガーデンといった広大な土地を購入する余裕があったのですが、ここではロールス・ロイスがそれを物語っていますね。

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