アルマナユヴァ亜鉛鉱山博物館 / Allmannajuvet Zinc Mine Museum

ノルウェーのフィヨルド奥にある小さな街Sauda、そこからさらに渓谷沿いの街道を進むこと10km。かつての亜鉛鉱山跡にある博物館です。と言ってもとても小さな施設で、手前からトイレ(と駐車場)、カフェ棟、展示棟と分散して建てられています。ズントーらしく昔からそこにあるかのような建築です。

トイレはわざわざ新たに設けた擁壁からせり出すように浮かせて設けています。カフェ棟と展示棟はわざわざ斜面に木枠を組んで、その木枠の中に浮かせるようにして箱体を設けています。展示棟の方は斜面と言うより崖ですね。周辺は狭い渓谷なので、確かに建物を建てられるような平地はほとんどないのですが、そこまで凝った建て方をしなくても・・・と思いますが、そこは流石ズントーです。

いずれの棟も、屋根はトタン、箱体はプライウッド+ジュート布+アクリル樹脂で黒く塗装して仕上げているそうです。見ただけでは分かりませんでした。

ちなみにオープンは6月半ばから8月半ばまで。それ以外の期間は閉まっています。訪れたのは5月なので、周辺を散策することは出来ましたが、当然中には入れませんでした。次に機会があれば(たぶんもう無いと思いますが)、是非カフェでコーヒーを飲みます!

 

< note建築探訪 >

渓谷に静かに佇むアルマナユヴァ亜鉛鉱山博物館

Sauda

アルマナユヴァ錫鉱山博物館