ポンピドゥー・センター・メス / Centre Pompidou-Metz

パリからTGVで約1時間半、メスにあるポンピドゥー・センターの分館です。メス駅の南側に出ると直ぐ目の前に見えます。

展示室となる幅15メートル長さ90メートルのボックスをずらしながら三段重ねて、木で編んだ帽子をかぶせたというイメージです。と簡単に書いていますが、大変な設計・施工だったと思います。中央にエレベータコアがあるのですが、そこからその木の屋根を吊っているそうです。

展示ボックスの先端は大きな窓となっていて、そこからメスの街を望むことが出来ますが、この日は展示レイアウト上、窓は塞がっていました。

 1階ホールは坂さんお得意のシャッターになっており、シャッターを開けると屋外とつなげて開放的な空間にすることも出来るようです。

ルーヴル・ランスと同じように、こうした施設の設計に日本人が携わることが誇らしく思うと共に、閑散とした館内を見ると、ポンピドゥーと言えど集客が簡単でないことを実感したのでありました。

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