サンガト／ Sangath

設　計：バルクリシュナ・ドーシ／ Balkrishna Doshi

インドの巨匠建築家バルクリシュナ・ドーシの事務所です。

ドーシはフランスではコルビュジエの事務所で働き、インドに帰国した後はアーメダバードのコルビュジエ建築の現場監理もしています。そのためドーシ建築はコルビュジエをはじめとした近代建築家からの影響も見られますが、それを含めてインドの気候風土に適した独自の建築を作りあげています。

こちらのサンガトはドーシの建築アトリエ。半分地中に埋まったドーム状の建物です。ドームの表面にはタイルの端材を貼り付け、太陽光を反射すると共に内部の熱負荷も抑えています。建物周りに張り巡らさせた水路は、雨が降れば水が流れ、建物をほんのちょっとだけ冷やし、視覚的には涼しげな印象を与えてくれると思います。それでも暑いでしょうけど...。

インドの自然を模した植物が生い茂る広い庭もあって、昼時にはスタッフが庭でランチしていたことも印象的でした。

< note建築探訪 >

インドの巨匠建築家バルクリシュナ・ドーシを知っているか？