東京大学 情報学環・福武ホール / Fukutake Hall, the University of Tokyo

ベネッセコーポレーション・福武總一郎氏の個人の寄付による東京大学の校舎です。(個人というのはスゴイですね)

赤門脇という好立地ですが、奥行きはわずか15mしかありません。そこに京都の三十三間堂をモチーフとして設計されたそうです。

安藤さんが得意とする地下を活かした空間ですが、特徴なのは「考える壁」と名付けられたスリットの入った100mの壁。研究に限ったことでありませんが、物事を成し遂げるには壁が立ちはだかります。この壁はその乗り越えるべき壁を象徴しているそうです。

カフェもあってくつろげると同時に、良い意味で緊張感を持った建築だと思いました。